スリランカ人は保守的である。ちょっとした中流階級は自慢話が好きだ。
ローカルスタッフとお昼ご飯中に話していると、年を重ねたオヤジ・スタッフが日本に行った自慢、日本食を食べた自慢を話し始めた。まあまあ適当に受け答えしながら聞いていた。日本からお漬物を持ってきて、カレーの福神漬けのようにスリランカカレーと一緒に食べていたので、そんな日本に行った自慢オヤジにすすめると、リーダー気取りで同じテーブルにいたスタッフに食べてみなよ、と渡しだした。若いスタッフは興味を示して口にする。おばちゃんはうまいからおかわり、といってくる。で、オヤジは一向に手を出さないので、直接進めてみたら、いらない、だとのこと。さっきまでの日本食食べたよ自慢はどこへやら。まあ、僕もこのオヤジが僕が日本から持ってきた食材にはけして手を出さないことを知っていながら冷やかしているのだけれども。
というような話をしていて、友人から聞いた話。協力隊でスリランカに来ている人が、住まいの大家さんに日本食作ってよ、と頼まれたから作ったはいいが、大家さん、けして手を出さなかったらしい。あまっちゃった日本食、仕方なく飼い犬にあげると飼い犬はがっついて食べたらしい。犬も人間のあまりもののカレーが日常食で、久々の辛くない日本食がおいしくて仕方なかったらしい。酷い話だ。
今日、久々に現場を見に行った。帰り道、ローカルスタッフがいかにスリランカ仏教が素晴らしいかを語りだし、自殺率が高い日本人はお寺に行くべきだ、とか、いや、それよりもスリランカに来るべきだ、とか話し出した。今日の現場を見に行ったのも、あまりにローカルスタッフが働かないので、時間を割いて見に行っているわけだ。思わず、スリランカにきたらもっとストレス溜まるよ、とか言ってしまった。まあ角が立たないように冗談ぽく気を使いはしたけれど。それでもスリランカ仏教の素晴らしさに関する話を延々としてきて辟易していると、たまたま目の前に救急車がサイレンを鳴らして走っていた。とても混雑していた大きな道路、だれもサイレンを鳴らす救急車に道を譲らないので、思わず皮肉っぽく、スリランカ仏教の国だけど、救急車に誰も道を譲っていないよ、とか言ってしまった。さすがにこれはとげとげしかったのか、道路が悪いんだよ、とか言い出す、道路エンジニア。三車線のスリランカではいちばんきれいな道だったんですが。
まあ車のなかで多少いらだっていたのは、道路エンジニアが地図をあまりに読めないからでしたが。都市計画の仕事をしているんだから、せめて地図が読める人と仕事がしたいです。
- 2012/05/16(水) 01:23:13|
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人気漫画、テルマエ・ロマエが映画化され、イタリア全土での公開が決定したとのこと。漫画はなぜだかスリランカで二巻まで読みました。映画化されたのは、ふーん、と思ってたくらいですが、イタリア全土で公開というのに反応。
いろんな外人と会ってきましたが、日本の文化を、高尚な文化から、サブカルチャー、下品なところまで、圧倒的に知っているのは、フランスかイタリア、と言った感覚。もちろん捻じ曲がっていることもありますが。逆に日本も西洋文化圏以外では、フランス文化やイタリア文化を圧倒的に知っています。フランスやイタリアとは文化面でいい交流が出来ています。余談、シラクは日本好きで日本との文化交流が盛んだったらしい。サルコジは日本文化どうでもよかったらしい、今回のオランド氏はどうでしょうか。
温泉に戻って、ローマの友人が、ローマは温泉文化を失ったんだよ、遺跡には公共施設としての温泉施設がいくつも見つかるのに、もう現代には残っていない。素晴らしい公共空間だったのにという。ローマの温泉文化がどんなものだったかは遺跡や史料から推測して想像を膨らますだけだが、あれだけ公共空間としての広場が発達しているイタリア、なんだか温泉も凄いところだったのかもしれない。
日本、公共空間としての温泉施設、という意味では街中から銭湯が減っていき、近所のおっちゃん同士の毎日の裸の付き合いがなくなりつつあるけれど、それでも特別な空間としての温泉は重要であり続けている。
漫画が今どうなっているか、えいががどうなっているかは知らないけれど、漫画の主人公、現代のローマにタイムスリップして、現代ローマが失った温泉を取り戻していく、見たいな話とか面白いかもね。
ただ、ヨーロッパ、とくにアルプスあたり、スパ・リゾートとして温泉施設がいくつかあります。日本の温泉とも感覚は違う、水着でぬるま湯でリラックスみたいな空間。素晴らしい建築もたくさんあります。ズントーとか、最高の空間。日本もモダンでスタイリッシュな温泉がもうちょっとあってもいいのに、と思わせられます。
コメディ映画ですが、温泉という特殊な文化が相互に刺激を与え合ってくれたら面白い。
今度帰国するときは飛行機の映画オンデマンドリストに入っているかな?本数のおおいシンガポール航空で帰るかな。
スリランカちょっと郊外に行くと途端に人口密度は下がり、上水道はなくなります。彼らの生活水は住宅敷地内の井戸ですが、入浴、洗濯などは川だったり、小さな小さな川やら水が流れているのをせき止めた公共的な泉のようなところ。スリランカ人はウェル、井戸と説明してくれますが、井戸ではありません。川は別として、たまに郊外に視察に行ってたまたま見かけるそんな泉、家族単位で水浴びをしているのはよく見ますが、ご近所さんどうしが溜まっているのは見かけません。シェアしていると思われますが、順番みたいなのがあるのかも。ほぼ世界に共通して、水場には井戸端会議が発達するものですが、スリランカの水場で井戸端会議は見かけません。
- 2012/05/13(日) 15:39:11|
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スリランカにシンガポールのパン屋BredTalkが一月ほど前に出来た。なかなか美味、と思ったが、一ヶ月たつと既によくない噂もちらほら。
そのへんのパン屋よりも値段設定2倍くらいで、中流階級がターゲットと思われる当店、すでにほとんどのパンがカレーパンになったらしい。カレーパンしか売れないんだろう。それは国の嗜好にあわせていくことなので自然な流れと思うが、なんといっても店が汚いらしい。せっかくシンプルで明るくすっきりした建築であるが、食べるスペースの掃除をこまめにしていないらしい。スリランカ人達、食べ散らかしたり、床にごみを落としたりしても気にしない人たちで、階級が下の者どもが掃除してくれると思っている、といっても過言じゃない社会、たぶんややハイクラス以外のレストランの掃除は重要だと思われる。シンガポール資本のパン屋さんなのだが、スリランカ店はスリランカの会社がマネージメントしている。スリランカの会社はやはり国際的スタンダードに達していないのだ。
スリランカのマクドナルドの掃除は徹底している。というか、こちらも感覚がずれており、いちばん込み合う昼間に窓ガラスも洗剤吹き付けて掃除している。これは、俺らは掃除しっかりしているぜ、と見せ付けているんだと思う。
全世界に展開している飲食店がスリランカに出店してこないの理由がなんとなく分かる気がする。
さて、ブログに前も書いた、スリランカ一のピザを焼く男、Dimのピザを食べてきました。やはり絶品。
悲しいお話、彼の離婚した元奥さん、イタリア人、がなくなったらしい。彼女はコロンボでイタリア料理やさんを経営していた。そのレストランはクローズとのことだ。Dim自身も彼女との間にいる3人の子供の面倒を見なくちゃいけない。奥さんの故郷だろうか、ミラノに近々言ってしまうらしい。
残念でなりません。
ご冥福を祈ります。
- 2012/05/13(日) 15:18:55|
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今週末は、Wesak(五月)のPoya。お祭りです。ランタン(提燈)とタダメシ振る舞いの祭り。二日間祝日となりますが、今年は土日に被りました。先週木曜日に、政府が月曜は振替休日にするー、と発表し、突如月曜は休みになりました。(が、我々は通常業務とすることになりました。)振替休日の仕組みがないスリランカでは、祝日が日曜に重なった場合、数週間前から次の月曜が振替になるのでは、という噂が流れ始め、そうなるときはだいたい直前に政府が発表します。そうならないときは発表はないので、スリランカ人はかってに休みと決める人もいると思われる。
Poyaは満月で禁酒の日。今回は特別なPOYAなので、前日から禁酒令。しかたなくBOSSの家で飲みました。Wesak前日の夜景はすでに美しい。スーパームーンとかいうでかい月もきれい。

そして南十字星もきれいに見えました。南アフリカ生活の長いBOSSが教えてくれました。そういえばスリランカに来たときに南十字星が見えるかと思ったけど、いつ見えるのか、どれが南十字星なのか分からなくてすっかり忘れかけていた。スーパームーンでいつもより満月が明るく、コロンボの町も町中のあかりで明るい中、他の星がほとんど見えないのですぐに見つけられました。小さくも存在感ある十字。
Wesakの様子。街はランタンで照らされて、街中で、無料ご飯、無料紅茶、無料アイスクリームなどなどが配られてます。田舎から車に乗り合わせて無料ご飯場所を巡り巡るのがスリランカ式Wesakの楽しみ方。写真、夜中12時を回っていますが、まだまだ老若男女が街をぶらついてます。

日本の電気も心配だけど、スリランカの電気大丈夫?くらいの華やかさであります。まあ夜だから大丈夫なのか。
いや、日本の電気のほうが心配であります。今の段階での原発なしというのは、経済に大きく響くんでしょう。政府のエネルギー政策の脆弱さが際立って不安。
庶民レベルで出来るのは節電やら資源節約くらいです。日本は末端の電気使いすぎでしょう。昨年節電中のオフィスにて、大きく効果があったのはエアコン設定温度よりも無駄な照明を消したことだったみたい。ヨーロッパから帰るときも日本は明るいと感じましたが、スリランカから帰ると日本は眩しすぎます。そんな目で街を見渡すとこの照明はいらないというのがたくさん。去年の節電のときに消していた電気はだいたい要らないですよね。前にも書いたけれど、建築デザインの役割も大きいです。ものすごく単純に書くと、大きな窓は昼間の照明を削減できます。大学の教育でも照明計画にもうちょっと力を入れてもいいかもしれません。
- 2012/05/06(日) 17:27:36|
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オフィスの僕の椅子の真上、壁と天井の間の隙間にリスが巣を作っている。何度取り払っても同じ場所に作るので、居心地がいいらしい。たまに藁が落ちてくるが、まあ気にせずに同居している。
今日の昼下がり、僕のいる部屋にてミーティングの最中、突如リスがわめき始めた。異常な泣き声で叫んでいる。しばらくすると、同僚が僕の椅子のすぐ後ろに、小さな小さな赤ちゃんを発見した。生後数日も経っていない産まれたばかりの赤子。本当に皮膚は赤く、体毛もまったく生えていない、目もまだ閉じたまま。体長3センチくらいのものすごく小さな体。キーキーと甲高い声で泣き声をあげていた。オフィスチェアの滑車からわずか20センチあまり。知らずに踏み潰すところだった。そういえば数日前からリスの鳴き声が増えていた。出産を控えて警戒心が増していたのだろう。赤ちゃんが落下という予期せぬ事故で、親リスの興奮は最高潮。信じられないくらいの大きな甲高い声で鳴くリス。5mほどの落下だが、小さな体に外傷は見当たらない。
僕たちは紙切れ(僕の仕事の紙でしたが・・・)にリスをそっと乗っけた。紙の上で寝返りを打っているように、苦しんでいるのか、ごろごろと動き回る。それに最大限の注意を払いつつ、天井の梁に一番近いところまでリスを運んでやった。親リスは一匹を加えて、巣に運んだのか、どこか安全な場所に運んでいった。しかし、もう一匹は見捨てられた。親リスの動物的直感が助からないと判断したのかもしれない。見捨てられた一匹は延々とキーキーと甲高い声で泣き叫び続けた。帰り際、
電気を落としてすっかり薄暗い部屋にキーキーと甲高い声は響き渡っていた・・・。
- 2012/05/04(金) 01:33:52|
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