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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

Louvain-la-Neuve - 人工的人工都市

今日も天気が良かったので外出。Louvain-la-Neuveまでは普通電車で一時間ほど。電車に乗っていたら雨が降ってきた。せっかくの天気も台無しだったが。
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ルーヴェンカトリック大学はベルギーの大学だが、1968年にオランダ語とフランス語で分離した。むしろそれまで一つの大学でなっていたという方が驚きだが、とにかく、オランダ語圏ルーヴェンからちょっと南に新しい都市を建設した。
新ルーヴァン市。いわゆるニュータウンの郊外型都市とは異なり、何もない場所に都市丸ごと一つ作った場所である。

北大でお世話になった先生の研究対象であり、ずっと行きたかったと思っていた場所であった。

中世都市を研究しながら作られた現代の人工都市。都市計画に関わるものにとっては興味深い事この上ない。

行く前の評判は、人工的すぎるとか、同じ素材ばかりで作られ、多様性がないとか、あまり良い評判は無かったのだが、行ってみると結構感心させられました。

駅はいかにも新興都市の駅という雰囲気。駅を出て西側へ。商業地区のようで、最近加えられたッぽい地区もある。建築が極めて新たしい。
駐車場は地下にあり、都市の中心部は完全に歩行者空間になっている。歩行者空間のスケールは思ったよりも広い。時折、広場などが配置されている。

駅の東は、大学方面へと通じる。住居と一階部分に商業。大学はやすみだから活気はない。

日曜、雨、という条件だったので、さみしい風景を想像したのだが、以外と人が街を歩いていた。


都市というよりも「まち」という小さなスケールである。たぶん、大学という特別な与条件がここを成立させている。

ベルギーの大学生は、僕の今いるルーヴェンでもそうだが、各地から集まってきて一人暮らしをしている。週末は親元へ一時帰省したりする。所詮は仮の宿り煮すぎない都市は、やはり都市と言うよりは、キャンパスであり、一時的な生活の場所を提供しているだけである。

日本のように少なくとも半分以上が地元民の大学では、大学は通うための都市内の一角である。
ヨーロッパでは、都市に大学が寄生し、日本よりも、大学自体が都市になっている。そういう下地があって、このまちは成立しているのだろうと思う。


また、このあたりのランドスケープはなだらかな丘陵地が連続して平野がないので、都市もまた地形が影響している。
その地形がうまく空間と結びついている。たぶん、平地では、こんなに豊かな空間は取れなかっただろうと思う。地形が街路に変化を与えている。

たしかに、建築の素材やタイポロジーには限界があって、もう少し多様な建築を許すような方法を探すべきかもしれない。
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  1. 2007/01/22(月) 09:45:10|
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