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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

貧困な - 建築都市

札幌の忘年会では多くの方々にご心配頂きました。ありがとうございます。もう少しじっくりと動き考えて行動してみます。


黒のズボンにアスファルトでは真っ白に見えた僕の白い靴も、札幌の新雪の上では黄ばんで見えたので、札幌を後にする事にしました。と、かっこつけても暖冬で札幌もアスファルト露出ですし、なにより、ただ靴が汚れているだけなのですが。


今日は紹介された方にあうために名大に足を運びます。とくに中央の緑地に一般道が交差する部分は、随分前に地下鉄が校内に駅を作って、きれいに整備されたドライな都会的雰囲気、かつ、緑地と古い建築群の雑居で、なかなか良い雰囲気です。

帰り際に覗いてみた、最近リノベーションされた槇文彦初期の傑作、豊田講堂もきれいに洗われたコンクリート壁面はきれいで無表情に見えますが、何よりバリエーションのある外部空間構成が気持ちよくて、好きな建築です。

ちょうど、名古屋の都市センターで、各大学が名古屋の街をどうするか、という学生プロジェクト主体の展示をしている事を教えてもらって、みてきました。

都心の目抜き通りである、広小路通りの再生の学生プロジェクトが、八大学分、八区画に渡って仮想プロジェクトされていて、つぎはぎにデザインされたストリートは、道幅の性もあってか、もはやストリートには見えず、八つの異なる広場の連続、のよう。

八つそれぞれ、あまりヴィヴィッドでない提案も、好きになれないのもありましたが、それでも、統一されたストリートの景観、なんかよりもずっと刺激的風景でした。


この広小路計画、市が重い腰をあげてすすめていて、大変注目していましたが、運送業界とタクシー業界の激しい反対に会って、市議会の承認が得られず、現在は頓挫しています。

江戸時代、防火対として作られた広小路は、その広さゆえに、江戸時代の絵画ではあり得ないほどの賑わいを呈しております。市が錬ったのはここから車を排除しようとするもの。

あまり建築やデザインがすすまない、保守的デザイン都市名古屋にあって、これは注目すべきプロジェクトなので、今後もみていきたいです。

先進性を求めずにこつこつやっていくのが名古屋風らしく、その名古屋風が名古屋の経済の源であり、名古屋の都市の貧困さであるようです。(そんな名古屋経済の象徴的トヨタも傾く昨今ですが・・)


札幌でときおり人が言う文化の貧困さ、とはことなった貧困さが名古屋にも転がっているのです。

建築人は文化に保守的であってはなりません、と僕は思っております。
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  1. 2008/12/19(金) 17:17:49|
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