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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

どぶ - 工事

僕の住んでいるあたりは下水道がないので、浄化槽で浄化された水が、道路脇のドブ、側溝へと流される。そんなドブの取り替え工事をしている。以前のより大きなU字溝が敷設され、完全にコンクリートの蓋がされ暗渠になる。

とくに現状で誰も困っていないようだけど、道路の反対側は数年前に同様の工事がされたので、ご近所の誰かが市役所に陳情したのかもしれない。

ドブの上手の一番端っこは、昔池だったらしいと言う話がある場所で、舗装されていない月極駐車場。隅っこの方ではチョロチョロと水がわき出ることがある。子供の頃はその水のわき出すところを掘って小さな池を作ったりしたものだ。

そこから流れる砂と、ドブに溜まる水に繁殖する藻などの微生物のために、定期的に掃除をしていた記憶がある。僕の家の側はそうでもなかったけれど、反対側は通りに面する人達が日にちを決めて掃除をしていた。暗渠化されたら、その蓋を取り外すのは困難だ。ドブの詰まりは問題ないのだろうか?

きっとコミュニティは、そういう不便さがあるおかげで、強い連帯感が有るのだと思う。不便だから協力しないと行けない。だんだん便利になることは、そういうモノを失う事になって、結果的に色々な問題が出てくる。コミュニティ云々に関するバランスは難しい。ドブの整備は意外にな結果になる事もあり得る。幸いなのか、まだご近所関係は強くて、雨がふるとご近所さんが大声で「雨ですよー」と叫んでいる。

ついでに、子供の頃と言えば、金魚が死んだら、ドブに流していた。ドブはそのまま川へとつながる延長という意識があるのかもしれない。自然のシステムが住宅地に入り込んだ毛細血管みたいなものだ。ところが、蓋がされたら、その隙間から金魚の死骸を流すのは、捨てるという無惨な行為になってしまう。途端にそんな残酷な行為は出来なくなる。

まちづくりとは意外に繊細だ。
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  1. 2009/02/12(木) 18:06:44|
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