fc2ブログ

j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

季節と時間間隔 - 計画する感覚

昨日、ドイツ料理屋にて、オクトーバーフェスタ開催するよ、と。
オクトーバーフェスタといえば、ミュンヘンが本場のビール祭り。
世界中のドイツ料理屋も合わせてオクトーバーフェスタします。

去年、ヒルトンホテルのオクトーバーフェスタに行ったことを思い出し、あれからもう一年か、と時間が経つのは早い、と思った。早すぎる感覚が不思議だった。

と、今日、半年前の写真を探していて、気がついた。

この国にいたら季節が感じられない。

日本にいたら、ちゃんと、桜が咲いて、梅雨が来て、暑くなって、だんだん涼しくなって、紅葉見て、夜が早くなって、雪が降って、コートの襟立てて、と、

半年前の出来事は、やっぱりその日の空気と一緒に覚えているはず。ここでは半年前の気候もたいして変わらないから、あれが半年前だったのか、3ヶ月前だったのか、一年前だったのか、そういった感覚がまったくなくなっている。

オクトーバーフェスタが一年前だと俄かに感じられないのは、そんな一年のサイクルを体が体感していないからだ。

なるほど、季節は長い時間感覚を体に刻んでいたんだ。

なるほど、どおりでランカン、時間的計画の概念が欠落しているわけだ。


南の人々は働かないといわれる。だいたいの定説は、南では楽しても食べ物に困らない。スリランカでも適当に田植えしたら半年後には稲が実る。日本はちゃんと決まった時期に田植えして、計画的にケアしてあげないと実らない。北の人は計画的に働かないと生きてこれなかった。これにもやっぱり季節が関係しているわけで、あったかい、すずしい、以上に重要なのは、暑くなって寒くなる季節のサイクルなんだな。

スリランカ、坦々と時間が流れていく。

日本で季節を感じながら育って生きることがこんなにも重要だったとは。と大袈裟ながら。
スポンサーサイト



  1. 2010/10/09(土) 02:08:09|
  2. 未分類
  3. | コメント:0