j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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アスベストの屋根の下で - 戯言

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旅に出たいと思っている。ちょっと長めに一人で彷徨うタイプのやつ。

Exit Strategyと呼ぶらしい。終わらせるための戦略だ。

久々に計画で対象となるエリアの見学に行った。なぜだか途中で茶屋にたちよる。あと五分車で走れば街に出て、もうちょっとましな茶屋でもあろうものを、田舎道の途中、母と娘と孫が小遣い稼ぎ程度に営む茶屋である。小さな袋に入った一回きりの洗剤とシャンプーとお菓子と薬がかけられている。紅茶を飲み、蠅が集り蟻の戯れるガラスケースの中のクッキーを頂く。

昨晩のこと、久々にインターネットにつながったので無駄に時間を費やしてしまう。どちらかというと、最先端のデザインではなくて、地道なデザイン系のブログなんか。明らかに自分の中ではやりたい方向性が二つあった。いまでも二つある。かっこいい理想論を並べ立てても結局は上から目線の計画と、埃にまみれて夜更かししながら素材の手触りを確認して組み立てるものづくり。紆余曲折、結局は前者である。まあ、どちらでも良い。どちらでも日々の刺激は欠かせないはずである。そんなウェブサイトはどれもこれも刺激に満ちていたのだ。

ふと、紅茶を飲みながら屋根を見上げる。プリミティブな建築だ。コンクリートブロックで周囲を積み上げる。道路に面しては大きく開く。梁を十字に通して、アスベストの波板をのせる。ここの旦那さん手作りに違いない簡素な小屋である。

久々に昔の写真に目を通すと、それらは刺激に満ちていた。期待と好奇心とが混ざった心がそのまま見て取れる。日常の生活は好奇心を失わせていくんだろうか、いや、たぶんそうではない。

終わるときに物事は終わっていなくてはいけない。それがExit Strategyらしい。もう淡々と。本当は仕事は、こなす、ものではないでしょう?

一人で彷徨ったところで、たいして何もかわらないことくらいは重々承知。

田舎の簡素なアスベストの下にて。
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  1. 2011/08/31(水) 23:10:46|
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