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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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Design Quality - 美>強>用

金正日が死去しました。イギリス親父が、おい、死んだぞ、と教えてくれましたが、スリランカ人は、金正日とはだれだね、という感じ。北朝鮮のリーダーだよ、というと、あー、というくらいの興味のなさっぷり。北朝鮮のニュースは意図的なのか地理的な距離感なのか知らないけれど、スリランカではあまり伝えられないのでしょうか。意図的だとしたらちょっと怖い。次の金正恩、20代。飢餓の北朝鮮にしてぶくぶく太って、人相も不気味であります。

今年はアラブ諸国の春、日本の地震津波原発、ヨーロッパの金融危機、なんだか大変な一年。


さて、イタリアの新しい新幹線のデザインがかっこよすぎます。Nuovo Trasporto Viaggiatori (NTV)。New Passenger Transportの意味だそう。

そもそもイタリアの新幹線EuroStarは相当デザインに抜きん出ていました。それらはPininfarinaのデザインだったみたい。なんともセンスの光る色使い、形態、いろいろとかっこよかった。

イタリアは旧国鉄が民営化されているのだが、実際は国が株を保有する半国営企業。今度の新幹線は、純民間企業が半国鉄のレールの上を走らせる車両。その仕組みも興味深いです。どうやらEU全体として鉄道の自由化がなされたそうで、民間企業が鉄道事業に入りやすくなったという背景があるみたい。そもそも改札はなく、車内で検札のシステムだから、そういう他社からレールを使用料を取るみたいな仕組みでやってるんじゃなかろうか。スリランカでもコロンボ‐キャンディ間の車両に、一両だけ特別な車両をつないで、その中だけサービスを民間がしている、というのをわりと最近はじめた。日本も近々こういうサービスが増えるのかもしれない。

話がずれましたが、NTVはItaldesignによるデザイン。知らなかったのだけど、ピニンファリーナに似て、車のデザインとかをしているイタリアの会社。てっきりピニンファリーナと思ったので、思わずイタリアデザインの奥深さを知らされた。フェラーリ色とかニュースは伝えているけれど、フェラーリ色よりも深みのあるワインレッドに近い色に見える。車両自体のシルエットとあいまってすっきりしている。先頭車両の車輪あたり、袴みたいにややふくらみを持たせている部分がいい。美しいデザインに見入ってしまいました。ピニンファリーナ、数年前に社長がべスパで事故死してから元気がないのかと心配になれど、こんな美しい車両が出来るあたり、さすが。

ウィトーウィウス(この人もイタリア)の時代から柳宗理に至るまで、建築や工業デザインの基本は、用、強、美。日本の新幹線なんかは、用、が抜きん出た用、強、美。イタリアは、美、が抜きん出た、用、強、美。今までの経験上、用、はちょっとだけ疎かだったりする。お互い個性が光っている。でもJR東の節操ないくらいにいろんな色を出してくるデザインはあんまり好きじゃないか。JR東海のストイックな新幹線デザインに比べると。新幹線の例ではもちろん技術的地理的要素が強い。にほんの場合は人口密集地を通過、山間トンネルだらけ、そんな山間にも人が住んでいる、中を走るから、技術優先するしかないところはあるから。

用、強、美、でいうならば、デザインにおいては、美、だけはないがしろにしちゃいけない。強、もそう。用、は時として少し劣っても、僕は嫌いじゃないです。デザインに懲りすぎてて使いにくいよーというの、むしろ好きな場合もある。そんなわけで、イタリアの新幹線は好きなわけです。ついでに、イタリアの主要な駅建築も、イタリア合理主義の強い影響が見られて好き。これも日本の駅に比べれば使いやすいかというと微妙なところはあるかもしれないんだけど。まるで万人受けしない意見であります。

最後に、日本の公共交通のデザイン、頑張れ。なんでそんなにダサいんですか。
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  1. 2011/12/20(火) 02:37:42|
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