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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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非・前衛クリエイティブ - 日本再開発をちらみ

名古屋駅の南、旧国鉄の貨物駅跡がある。鉄道と高速道路に囲まれた三角形の16haの土地。名古屋港から運河が延びて、敷地の南側には船溜まりがある。1986年には貨物駅が移転されて、土地が空いた。ながらく再開発の対象地になっていた土地は、僕の知る限りではずっと空白地であった。高校のときなどは、冬の夜行バスで行き来するスキーツアーなんかの出発地であった。たぶんそのときにはじめてここに足を踏み入れている。愛知万博のサテライトやイベント会場とかそんな使われ方をしたが、すっぽり抜けた都市の空白地であったことには変わりない。

留学していたときの最後はこの地も扱ったので思い入れのある土地といえば思い入れのある土地である。

遅れていた再開発も、この春に開校する愛知大学の新キャンパスが出来上がり、ゆっくりと進んでいるっぽい。再開発地のキャンパスは単なるビルだが、それでも二頭ある建物に挟まれた空間は、大きなガラス屋根がかかり、ヨーロッパのアーケードっぽい雰囲気を出している。学生が使い始めたらもっと居心地がいい空間を彼らが生み出していくはず。ただ、まだ空の土地に建つ大学はやはり殺風景だ。
再開発後のイメージを見ても心は躍らない。無難に切られた区画に立つビル群。せっかく既存の都市パターンから鉄道と高速道路で激しく分断されて、コンテクストの歪んだ土地なのに、せっかく船溜まりの水が心地よさそうなのに、せっかく三角形の大きな特殊な土地なのに、個性のない空間。せめて、俯瞰の将来イメージは足元の緑豊かな気持ちよさそうな空間を描いているのではあるが。
名古屋は建築に関しては随分と保守的だとは思うが、それ以上に、日本は冒険しないよね。一つ公式が出来上がったらそれにとにかく乗っかる。損はしないだろうけど、新しいものも生まれない。公式を作った人たちのような前衛クリエイティブはどこにあるんだろうか。
ヨーロッパの都市はいろんな刺激的な再開発をしているというのに、違いがどこにあるのかは良く分からない。
いろいろな背景や裏事情を察しつつも、学生的お気楽意見だとは分かりつつも、疑問は大きいし、素直に日本に戻れなかった意味はこの辺がずっと引っ掛かっているからであったように思う。

今の僕のおかれた環境で、前衛クリエイティブになれるかどうか、というのはまた別のお話。
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  1. 2012/03/20(火) 22:35:06|
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