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j-ume blog

建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

占領廃墟コロニアル - Galle

ほぼ一年半ぶりでしょうか、スリランカの南の主要都市Galleに日帰りで行ってきました。来週いなくなる愉快な英国人ボスとの最後の遠出。


Galleはポルトガル人が開き、オランダ人が発展させた街。突き出た小さな半島を城壁が囲い、その中がヨーロッパ人が作った街になっている。ヨーロッパ人がたてた教会もあれば、スリランカ人がたてたお寺もある。城壁の風景はヨーロッパ中世都市。街並みは二階建て程度の建物が瓦屋根を乗せており、ヨーロッパの城壁都市にも似ているが、そこまで密度は高くない。むしろ庇は南国特有の雰囲気を持っている。

一年半前、城壁の保存状態はよかったものの、都市は廃墟に近かった。とてももったいないと思ったものだ。外から見るにいかにも歴史があるのだが、ぼろぼろだった。

今回行ってみて、とても驚いた。道路はインターロッキングブロックできれいに舗装されており、ぼろぼろになっていた古い建築は、きれいなカフェにリノベーションされていたり、と、とにかく街並みが復活している。そんな工事もさらに進行中。一年半前の残念な都市とはまったく様変わりしていた。

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たまたま入ったカフェもアンティーク超で手をかけすぎずいい雰囲気を残している。そんな建物群のおかげで、またたくさん来ている外国人観光客のおかげで、オランダ人が居座った頃の雰囲気を本当によく伝えている。ちょっと裏手を見ると、スリランカ人の商店があったりと、混在具合も悪くない。

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統治下、占領した生意気なヨーロッパ人ともともとのスリランカ人の関係がどのようなものだったかは想像するしかないが、今の混在具合はまあいいんじゃないかと思う。

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たまたま入ったカフェ、京都の長屋にも似て、一番奥の庭から風と光が抜けて心地よい。建築的な特徴もヨーロッパ的建築が南国の気候に調整された感じで大変によい。

街中でのんびり出来なかったし、良い写真も取れなかったけど、もっとじっくりと街を巡ってみたい。いつになるか分からない最終帰国日の前にはもう一回じっくりと待ち歩き、リノベーションされた建築めぐりをしたいと思った。

城壁は市民憩いの場となっており、公園のようになっている。密度高い町が城壁に囲まれているのだが、その城壁が街を閉ざすものではなく、市民に開かれた場になっている現代、この特殊な都市空間は大変気持ちがよいです。

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ゴール近くのライトハウスホテルでランチ。バワの建築。階段の彫刻にきれいに落ちる光が最高です。が、この階段、銀色のメタリックなエレベーターがついているのですが、これはバワの頃にはなかったんじゃないか、それともこんなメタリックな色ではなったんじゃないか、と思います。せっかくの階段空間がちょっとだけもったいない。

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  1. 2012/06/24(日) 17:53:27|
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