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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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Aftermath - Venezia Biennale

ベネチア・ビエンナーレ2012(建築)の国別参加部門の最高の賞、金獅子賞、日本館が受賞となった。

賞賛はもちろんだが、なんだか不思議な違和感があった。

伊藤豊雄中心のチームによる災害地でのプロジェクト。恥ずかしながらプロジェクト自体を知らないのでなんともいえないのだが。ちなみに前回の金獅子賞も、磯崎新による阪神大震災の復興がテーマだったとか。

たぶん、特別賞受賞ならしっくり来るんです。

(勝手に)ビエンナーレの使命というか、目的みたいなのは、世界に最先端の建築を発信することだと思っている。単なる建築の展示会ではないはずのもの。

留学して思ったのは、日本の建築は素晴らしい空間を備えており、強い意志を持った、作家的な建築だった。押しなべてヨーロッパの建築はどこかメッセージを発しているようだったのに対して。そこに人々は新鮮さを求めて、日本建築の評価は世界で高いのだが、建築家の講演会、たまに来た日本の建築家の講演はつまらないものだった。メッセージが分からず、質の高い素晴らしい空間は所詮プロジェクターでは伝わらない。

やや脱線気味だけど、ベネチアビエンナーレの日本館の中はそこだけでなんだか独立した世界が広がっていて、そこから外に漏れていくものが何もなかったように感じた。そもそものパビリオンがそういう建築だ。北欧間の開放感とは正反対にいる。

ヨーロッパの建築界が持っている発進力が強く感じられたものだ。そんな外に出て行く情報、最先端を求める情報への評価がビエンナーレの特質のような気がしていた。

被災地の活動は本当に素晴らしい。しかし、そこに何かの建築がこの先に進むための何かは見えているのだろうか?そんなのを評価してもいいのか?温情的なだけなのではないのか?とか、そういう類の違和感。一方で、それだからこそ、ビエンナーレは評価に値するとも思った。

違和感の出所が良く分からないし、自分の思考もまとまらない。何はともあれ、現地に赴かない限り、そんなことは分からない。

なんだかんだ書いた後で、やはり日本館の展示は素晴らしく、日本の建築形の活動は素晴らしく、それを評価した人々とビエンナーレも素晴らしいのだ。

https://www.japlusu.com/news/japan-pavilion-receives-golden-lion-venice-biennale

http://www.labiennale.org/en/architecture/news/29-08.html?back=true

ついでながら、ja+uという新建築者の英語ページができている。これはいいと思います。デザインもいいと思います。ニューヨークとジャカルタベースのデザイングループによるものみたい。

日本語→英語はリンクしているけど、英語→日本語はリンクしていない。


また、最近ビエンナーレに行ったときにアイスランド会場で配っていた簡単な鞄に書類を入れている。しばらくタンスに眠っていた鞄。2006年のものだ。ビエンナーレに行ったのはそんなにも前だったのか。

ベネチア、行きたい。
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  1. 2012/08/30(木) 04:43:32|
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