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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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広場、水場、休憩所 - 古都バクタプール

バクタプールを再度訪ねた。2週間半ぶりの再訪。観光地、旧市街に入るには1200円程度の入場料が取られた、申請すれば、ビザの期間中は何度でも入れるようになるようだが、期間中何度も足を運ぶであろう街、何等かの対策をしておかなくては。

ずいぶん瓦礫が整理されたようだ。特に街の中心の広場はすっかり広場らしさを取り戻した。

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ダルバール広場、王宮広場という意味だ。写真左側に見えるのが旧王宮だ。煉瓦は整理されて積まれている。再利用できるものを積んでいると思われる。この広場も例によって、休憩所がある。広場を構成する寺院の軒下も休憩所のように人々が休んでいる。

観光客はほとんどいない。もしかしたら、人々はものすごく久しぶりに、このダルバール広場でのんびりすることができているのではないか。観光客がほとんどいなかったであろう、過去の姿を見ることができているのかもしれない。

ちょっとだけ歩くと、次の広場に出る。ここには五重塔のような、寺院がある。

150629-Bpur4.jpg

18世紀初頭に建てられたとのこと。カトマンズで一番高い寺院とのこと。奇跡的に被害を免れている。何らかの補強を施されているのかもしれない。この寺院も地元の人々がくつろいでいた。

この広場を出て、15分ほど歩くと、前回調査に訪れた、たちゅぱる広場に着く。その道中はメインストリートのようになっている。道の分かれ目、辻になっているところは決まって広場のようになっている。がれきが積まれている。

150629-Bpur3.jpg

広場には、ヒンドゥーの神々をまつる祠や、水汲み場(共同井戸)、休憩所なんかもあり、お店も一段とにぎわう場所だったようだ。ダチュパル広場のはずれの水汲み場では、人々が水浴び中。

150629-Bpur2.jpg

多くの水場は深く掘り下がっており、水が流れ出る箇所が一つ、その周りを神様が守っているような構図。かつては、井戸のようになっていたのだろうか、それとも昔から水道のようなものがあったのだろうか。

主要な広場でなくても、少し路地の奥に入ったような場所でも、辻には、寺院のような祠と水汲み場がある。そして、休憩所もセットになっている。

150629-Bpur.jpg

古都、もしかしたら、脆弱な建築であるがゆえに、広場は重視したのかもしれない、と思わせる。真意は不明だが、被災地で、水を得、がれきを積んで道を明け、休憩所で束の間の休息をする。非常時の人々の生活も守られているような気がしてくる。やはり広場は重要なのだ。

広場のヒエラルキーをまとめるならば、以下の通り。どこも、寺院(または祠)、水、休憩所はセットのようだ。

ダルバール広場(王宮広場):かつては政治の中心でもあり、街の中心でもあった広場。
主要寺院の広場:大きな寺院前の空間
主要辻広場:比較的大きめの道が分かれるところ。人々が交わる所、商業空間も充実。
水場広場:写真で紹介した主要な井戸みたいな水汲み場から、ため池のようなものまで。
コミュニティの辻広場:小さな祠と水汲み場。休憩所。

さらに、なかなかうかがい知れないが、集合する住居のまんなかの中庭。もっと小さなコミュニティの広場もある。

やはり、なんとも魅力が尽きない、ネパールの古都。
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  1. 2015/06/30(火) 03:19:16|
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