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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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Love 文房具 – 0. 導入編 / 1. 消しゴム編

スリランカでオフィス用に購入している文具は基本的に安いものである。消しゴムが必要だったので、中国製の新品を開封して使ってみた。一応消えるが、周辺が汚れていく。あまりにひどく、ひどすぎる。発展途上国の子供たちはこんな安物を買わざるを得ない環境なのか、と、憐れみつつ、日本かドイツ製の消しゴムを買ってきてくれ、と買ってもらった。オフィス・マネージャーのスリランカ人が買ってきたのは、何と、RotringのTB20 という、鉛筆用と、トレペ上のインク用がくっついた二色のものだった。トレペにいろいろ書くことも多いので、このスリランカスタッフ、なかなか優秀である。しかも日本円にして150円。ネットで調べると、日本より安いという奇跡。通常は中国以外の輸入文房具は日本価格の1.5~2倍くらい相場なのですが・・。ただし、倉庫に長くいたのか、紙の印字は色あせていた。

そんなことがあったので、文房具のこだわりの話を連載しようと思う。文房具は好きだ。

文房具が好きになったのは小学校高学年の頃だったと思う。田舎から名古屋の都会へ出るときは、東急ハンズに行くのが楽しみだった。怒涛の洪水のように攻めてくる筆記具の数々に興奮したものだ。いまでも巨大文房具店には興奮する。

スリランカで信頼できる文房具屋さんは三つ。

一つは特に日本製の輸入文具を扱う高級店。高いので、あまり行くことはない。ちなみにクレスキャット・ブールバールに入っているお店。
もう一つは、輸入文具から中国産やローカルの安物まで取り扱うお店。こっちのほうが僕は好き。ちなみにLiberty Plazaのお店。
そして、件の消しゴムが買われた、問屋と小売店の中間的雰囲気のお店。

文具へのこだわりは強そでいて、安物で十分良いと思っているところも多々ある。特に最近は日々歩く帳面に仕事のメモを残す、要は字が書けば何でもいいので、割と何でもいい。スケッチすることはめっきりなくなったし、手書き図面が仕上げになることはないのだから、そういう意味では文具へのこだわりは少なくなった。それでもやっぱり考えてみると、こだわりが強いと再確認する。

海外暮らしをしていると、日本が文具大国であることがわかる。紙から筆記具まですべてにおいて、日本の製品は高品質低価格で図抜けているのだ。日本の外に出れば、日本の文房具は当然、輸入品であり、その分値段も高い、高値の花である。

先進国ならば輸入品日本製でも性能が良ければ売れるので、値段が吊り上ることはない。しかし、発展途上国はそうはいかない、もとより高い輸入品は売れないために、値はますます高くなる。そして、中国製が出回ることになる。

日本人はそんな境遇に感謝すべきだが、日本にいれば当然になってしまうそんな環境に気が付くことはない。日本においては外国メーカーであるドイツのSTAEDTLERでさえ、1926年から日本に事務所を持ち、Made in Japanなので。輸入品にばからしい金額を払わなくてもいい状況にあるのである。そしてその分日本企業の努力も素晴らしく、アイデア商品が店舗には並ぶ。高い次元での競争が起きている。

・・・ということで、文房具連載編を書こうと思う。まずは、ことの発端となった消しゴムから行きます。


1. 消しゴム編

すっかり消しゴムを使わなくなってしばらくたつ。高校生までは、ちゃんと使っていた消しゴムも、大学に入ると、書き間違いはくしゃくしゃ、と消すようになって、消しゴムの使用頻度はガクッと落ちた。建築学科で引く図面も、仕上げはコンピューターとなると、前に書いた間違えた線を消すのは面倒だし、何より思考の一端なので、消しゴムで消すことは少なくなった。それでも、下書きと仕上げの中間くらいの手書き図面では消しゴムを使う機会もあった。その後、留学したり、社会に出て、消しゴム頻度はますます減り、ノートのくしゃくしゃも増えていき、筆箱から消しゴムは消えた。今では、必要なときはシャープのお尻を開けたり、誰かに借りる、程度、そして、試験の前にあわてて買ったりするくらいになってしまった。それでも定番の信頼している消しゴムが一個だけある。

SEED / Radar

子供のころから、消しゴムといえばこれだった。小学校には文房具だけ打っている購買があり、ここで買える消しゴムはRadarだけだった(と思う)。僕にとって、消しゴムはRadarしか知らなかった、といってもいい。小学校中学年の頃か、まとまるくんが流行った頃か、ピンけしなる遊びが流行った。そのあたりからいろんな消しゴムがあることを知っていく。練りけしも流行った。本当の使い方を知らずに伸ばして遊ぶおもちゃとして。そして、砂けしを持ってくる奴もいた。これも本当の使い方なんて知らなかった。いろんな消しゴムを使えど、やっぱり、信頼のRaderに落ち着くのだった。

このSEED社、世界に先駆けて現在主流のプラススチック消しゴムを完成させた会社である。ちょっとだけレトロフューチャー感を漂わせるデザインも好きだし、超巨大消しゴムを作っちゃう、微妙すぎる遊び心とかもいい感じなのだ。

余談だが、先述の小学生の頃にはやった「ピンけし」という遊び(机の上に置いた消しゴムを弾き飛ばす遊び)では、この巨大消しゴムを持っている奴は悪代官のような存在だった。勝てるわけがないのである。こうして僕らは知らずのうちに、重さや抵抗といった物理の基礎を実体験から学んだのであった。

驚きは、大学に進学し、北海道に来たときだ。Radarが売っていないのである。あのどこでも売っている、大衆用かつ高性能のはずのRadarがないのである。東急ハンズのようなお店にしか置いていないのである。

後になって知るが、SEEDは大阪の企業である。東日本の一般的な消しゴムとは、TombowのMONOらしく、少なくとも北海道にはRadarは伝わっていなかったのだ。

それでも僕の中のRadarへの信頼は揺るがず、どうしよいうもないとき以外は、わざわざ東急ハンズとか、大丸藤井セントラルとかに出向いて、Radarを買うのであった。

そんなわけで、他社製品には愛着がない。性能はドングリの背比べで大して優劣はないのかもしれないが、消しゴムばかりは小さいころからの感覚が好きなのだ。

とりわけ、消しゴムに関しては、外国製をほとんど知らない。たぶん、日本製が高品質かつ個性的だからなのだ。STAEDTLER, Mars Plasticだけは使ったことがある。優秀には変わりないが、あまりしっくりこなかった印象しかない。

値段を調べてみると、どの消しゴムも60円が一番安いモデルであり値段で差をつけることができない。いろいろと消しゴムマニアはいるようで、ウェブで見つかる彼らの評価点は、消しやすさはもちろんのこと、割れにくさ、汚れにくさ、まとまり、減りにくさを評価している。

そのほか、僕が気になる評価すべき点は、劣化。時間とともに性能は落ちるはず。あまり消しゴム使用頻度が高くない僕としては、劣化が非常に気になるのだが、これに関するレビューは見当たらない。

一応ウェブ上で好評だったものを上げてみる。
PILOT, FOAM ERASER:とにかく消しやすいらしいが、消耗が早いとのこと。
PLUS, AIR-IN:総合的にいいらしい。たしかに、これを使っている人は良く見る。コンビニでもよく見る。

今度買う機会があれば覚えておこう。でもやっぱり子供のころから使い慣れた、硬さ、重さ、感触が重要らしい。それゆえRadarからは離れない。

Rotring, T30

さて、先の話に戻り、先日スリランカで入手したRotringのTB20。これはRotringのBシリーズ(鉛筆用)とTシリーズ((トレペ上の)インク用)の合体版である。

僕は、持ち運び用とデスクに置いておく用の二つのペンケースを持っているのだが、このTシリーズの小さなやつ、デスク用のに入っていた。思い返せば、T30は建築学科に入った時に買ったやつが今も生きたままなのである。

トレペで手書きで図面を仕上げるときは、それこそRotringの製図ペンを使う。大学の課題で最初は手書きなので、やたら高価な製図ペンを買ったが、それに対応するのは、やはり同じ会社のRotringのインク用消しゴムだったのだ。

それこそ、トレペで図面を仕上げることは、大学の手書きの課題が終われば、なくなってしまう。そんな代物が残り続けていることに感傷に浸りながら、新品のTB20を眺めるのだった。そんなわけで、インク用消しゴムのこだわりは使用頻度はほぼないとは言え、Rotring, T30なのだと気が付いた。他社のことは全く知らないが。


消しゴム編は、Raderへの愛着と思いでが強すぎたようです。企業宣伝みたいになってしまいました。そして、久々の長い文章。こだわりがないなんてもう言えません。
  1. 2014/03/16(日) 03:50:37|
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