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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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2014年夏 - 日本紀行

久々に眺めの一か月弱の一時帰国であった。今回の発見、飲み屋さんで中途半端なおつりをチップとしてもらってくれる。日本も変わったんだと思った。

1.沖縄
仕事とはいえ、沖縄に視察旅行に出かけた。初めての沖縄は外国に行くよりも外国に行くみたいな気分で出発したわけだが、やはり沖縄は外国だと思った。独自の文化の香りがプンプンとしていた。事前に調べたビーチ情報とレンタカーやさんの位置、全く役に立たなかった。帰りの飛行機の窓の外に広がる青い海きれいだったなあ、と本当にもったいなかった、それほど晴天だったのだ。ずっと仕事だったのだ。

那覇の街を事前に地図で見たけれど、どこかしっくりこなかった。なぜ国際通りが栄えているのかが良くわからない。県庁前の国際通りの入り口が街の中心と聞いて納得はしたが、それでも違和感は残る街の構成なのだ。専門がら、街の成り立ちとそれに伴って街の中心がどこにあるのかは、何となくのルールがある。それが地図から理解できないのである。

出張中、いい話を聞けた。もともと那覇中心部は港の近くにあったのだ。内陸側から現在のバスターミナルのあるところ、その港の中心部まで近づける一番のところに駅があった。この駅から港方面が中心であった。ところが、第二次大戦により、鉄道は破壊され、港周辺の中心部はアメリカに没収された。追い出された那覇市民は、旧駅と海に並行に走る国際通りに店を構えはじめ、ここが那覇の中心に育っていった。なるほど、と地図を見た時の違和感が無くなった。

旧中心部であったらしい港近くは、現在は風俗街が残り、一応もともとの中心であったことを残すくらいだ。その他にも、旧アメリカ軍の宿舎のあったところが再開発されたり、なんだかちぐはぐな街の構成をしている。

緩やかな空気に包まれた那覇のそんな昔を知る人はだんだんといなくなってゆく。コンクリートの家が水道タンクを頭に乗っけたどこか白い那覇の風景からそんなのは伝わってこないのだ。

唯一の交通システムモノレールを見て、唯一の仕事以外の時間は首里城へ御一行さまご案内。

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2.札幌
那覇出張を終え、北へ、札幌を訪ねる。人工的な街は相変わらず整っている。涼やかな空気が漂う街、ちょうど旧道庁前の北三条通りの一部をつぶした北三条広場がオープンしたところだった。車が排除され、道庁をバックに紳士的な風景が気持ちがいい。

ちょうど、札幌国際芸術祭をしていた。その会場の一つ、近代美術館、札幌の残念さを感じずにはいられない物足りない展示。北海道という貴重なコンテクストにどこか乗っかりきれていない、芸術の森とかいけばもっとよかったのかなと思いつつも、アートに乏しい札幌と思わざるを得ない。

1407--Sapporo-02.jpg

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大通公園、ビアガーデンが広がっていたが、ここは本当に素晴らしい、日本でも有数の公園だ。せっかくのこんな空間ももっと大胆に使えばよかったのに。

北大にも行ってみる。後々聞くと、僕らがいたころの建築人気はずいぶん衰えているらしい。時代だ。学部に入るシステムの変わった北大では、医学系と理工系の二つの大きなくくりで入学した学生が、自由に学部を選ぶらしい。建築は下から数えたほうが早いらしい。なるほど、熱気が乏しいわけだ、と勝手に参加させてもらった設計演習のエスキスをしながら、残念な気持ちが漂う。

せめてもの素晴らしい気候と、町並みと、まだまだ元気な先生には安心。

雨、寒々しいビアガーデンでのんで東京に戻る。


3.東京

東京をじっくり眺めまわす時間はなかった、それでも、セミのなく暑い東京は相変わらずバイタリティにあふれていた。のみつぶれた人が溜まる終電近くの新宿、なんだかいつもより楽しげな渋谷の喧噪、とかとか。もう日本でしかありえない不気味なメトロポリスだ。

スカイツリーに行ってみたけど、まだまだ長蛇の列。夏休みだしまっただ中。下のソラマチはなんか中途半端な感じ。ちょっと前に書いたけど、東急とかが手をかけている文化のまじりあう渋谷には到底かなわない、単発なまわりの下町にも手が出ない、東武のダサさが残ってしまっている。土地柄の不利とかそんなんじゃない、街を変えようという意思が乏しいんじゃないかと思うせっかくの大開発。渋谷の開発も着工らしい、いつできるかわからないけれど、渋谷の未来は楽しみだ。

騒ぎ立てる若者たちが騒々しい街、それは平和の裏返し。いける限りの世界をみて、日本もいろいろ見て、やっぱり日本はいい国だと思いました。改めて。

***

わりといろんな友達に会えた。みんな成長を垣間見つつ、ようやくみんな大人になっていて、充実の日本滞在だった。

夏らしいイベントにもっと参加したかったなあとか、ギラギラ太陽の下大自然に包まれたかったなあとか、山奥の河原でバーベキューしたかったなあとか、やりきれていないことがあるけれど、僕の今年の夏はもうオシマイ。常夏のスリランカに戻るんだけど。

今回のスリランカ戻りはちょっと感慨深い。予定では八月末にスリランカを離れる予定なのです。5年たって、いつも嫌気がさしていたシンガポール空港のコロンボ行フライトの待合室の雰囲気もなんだか違う。

さて、あと一か月。たまたま日本から短期で研修に来た人に会って、ちょっとだけ新鮮な空気を吸って、いざ。
  1. 2014/08/07(木) 03:36:24|
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