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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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一人、放浪 - コロンボ

スリランカへはスリランカ航空直行9時間の旅路であった。どうせ、小さく荒い解像度のモニターの映画には期待できないので(実際にオンデマンドじゃなかったし)、久しぶりに小説を買ってみようと思った。
日本を出るとき、ちょうどノーベル賞時期であり、今年も村上春樹が話題になっていた。実際に世間からは村上氏の受賞はかなり期待が高い。世界中で。僕個人的には、ノーベル賞っぽくない気がしてならない。というのも、社会的メッセージというか、テーマが良くわからないからだ。文学に造形があるとは言えない僕がそんなことを論評する気は全くないし、等の村上氏もあんまり気にしていないように勝手に感じているので、それはどうでもいい。
で、小説を求めて、空港の本屋さんに寄る。すっかり文学から遠ざかっていることもあり、何を買ったらよくわからないので、話題の渦中であった、村上作品を選ぶことに決めていた。空港の本屋は、1Q84が平積みだったが、長すぎるのでやめて、本棚にあるなかで一番新しい海辺のカフカを選ぶ。氏らしい、ファンタジーな世界が広がっていく。
アンチ村上も多い中、わかり易い論評がある。村上氏をリアリティ小説と読む人は嫌い、ファンタジー小説と読む人は好く。とのこと。そして、ノルウェイの森とか、あまりファンタジー色の強くない作品から入ると、もう嫌いになってしまうと。なるほど、と思いつつ、僕は、年齢なんだと思う。中学生のマセガキが性的表現にドキドキしながら好きになるか、妙に大人になってから現実を受け止めすぎて村上の世界観を受け止められず嫌いになるか、どっちかだと思う。
僕は、ノルウェイの森を高校一年生の時に通学電車で読んだのが最初であった。その後、何作かを読んで、どれも孤独な主人公の姿にどこか憧れたわけだ。大学になるとそんな生き方が待っているような気がしたものだ。
そんな村上世界観が頭の片隅に復活したので、炎天下、一人で海まで歩き、線路を歩き、無駄にスリランカの恋人がいちゃつく茂みを歩いてきた、久々の晴天の日曜日。
結局お昼には友人からの電話で現実世界に戻って、一緒にスリランカカレーを食べて、帰宅して、あまりに汗臭くシャワーを浴びる、なんてことない日曜日。
  1. 2014/10/19(日) 22:16:17|
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