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建築 + アーバニズムの冒険 - the quest for urbanism + architecture

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ヒンドゥーの火葬場 - 郊外の街

同僚の忘れ物を取りに街に出た後、カトマンズの火葬場である、パシュパティナートに行ってみる。ずっと昔から、ヒンドゥーの火葬場に行ってみたいと思っていた。一番有名なインド、ガンガー沿いのバラナシにずいぶん惹かれていってみたかったが、未だかなう事がない。不意にカトマンズで訪れた、ヒンドゥーの火葬場を訪ねるチャンス。なお、この地に立つシヴァ寺院はインドらへんにある4大シヴァ寺院の一つとのことで、ヒンドゥー教徒で賑わっている。ここを流れるバクマティ川、下流ではガンガーに合流する。

勝手についてくるガイドがいるあたり、ネパールの復興を物語っているが、そんなぼったくりガイドを退けながら、川沿いへと向かう。ヒンドゥーの火葬は、川沿いで野焼きして、遺灰は川に流す。輪廻転生を信じているため、このような火葬を行い、お墓は作らない。

橋の下流には庶民の火葬場。

150704-PPN2.jpg

薪を井桁上に組んで、その上に遺体、その上に藁が敷き詰められていた。遺体をうかがい知ることはできないと思ったら、燃える炎から足の先だけが見えた。煙は、僕らが知る限りでは、髪の毛の焼ける匂いだ。ガイドブックには4つの火葬台と書いてあったが、10もある。都市の拡大で増やされたのだと思われる。

橋の上流には、かつて王族用、いまでも、その血筋のものが使うと思われる、火葬台が2つある。

150704-PPN1.jpg

ちょうど遺体が運ばれてきた。こちら側では遺体はきれいに布に包まれている。川に足を浸して清めているように見える。下流では、割とすぐに燃やされるようだが、こちらでは、しばらく横たえられ、親族と思われる人々が別れを惜しんでいた。

対岸は、石の塔が並び、どういうわけかはわからないが、市民が葬儀を眺めている。石の塔の中には、シヴァリンガと呼ばれる、シヴァ神の男根えお模したものが一つずつ置かれていた。

この周辺には、サドゥーと呼ばれる、ヒンドゥーの苦行者、の格好をした男たちが、写真撮っていいよ、と言い寄ってくる。もちろん苦行者がそんなことをするわけはない。ガイドブックによると、本物の苦行者もいるようだが、見辺りはしなかった。

観光客が神聖な場所に長居する気にはなれず、そのまま小さな丘を登り、ヒンドゥーしか入れない寺院の脇を通って、反対側まで降りる。ここから40分くらい歩くと、滞在先のホテルなので、歩くことにする。というか、今日のもう一つの目的は、観光客の来ない人々の街を見る事。ちょうどカトマンズ郊外のような場所で、古くからある幹線道路ではない道を歩くことになり、相応しい。

舗装されていない道は昔からの道だっただけあり、商店も並び、子供たちが遊び、老人が腰かけ、店先でミシン作業をするテーラーみたいなのがあり、極めてローカルな食堂があり、車通りがすくなく、日常的な風景が広がっており、歩いていて飽きることなく、ホテルまで戻ってこられた。
  1. 2015/07/04(土) 19:43:42|
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